おっぶろ@スバおつライフ

仕事や家庭のことなど先々考えると心配なことが増えてきた、40代半ば(2020年時点)のおっさんです。 会社員としての先が見えてきたので、給与だけに頼らない生活を真剣に考えようとこのブログを始めました。 ブログ収入なんてほんとに得られるのかとまゆつばで始めているので、 同じような考えの人へのリアルな参考例になれば幸いです。Twitterは @YagizoTokimeki です。

2016年ドル円相場の振り返り

FX開始、激動の一年

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2016年は年初から値動きの多い年でした
私がFXを始めたのもこの年で、もしかしたら世の中や周囲のざわつき感があったことがきっかけになっているのかもしれません。
でもそのおかげでFXを始め、原資を数倍に出来ているのだとすれば、私の人生に大きな影響を与えてくれた感謝すべき年だったのだと思います。
それはさておき、大きな為替変動があった時を振り返り、将来同じようなことがあった時に備えておくことはとても大切だと思い、その時の記憶を交え記録に残しておこうと思います。

大きな経済ニュースだけでは分からない為替変動要因については、三井住友アセットマネジメントさんのウィークリーレポートを参考にさせて頂きました。
https://www.smam-jp.com/market/report/lastweek/index.html

まず以下が2016年ドル円の為替チャートです。ちょっとわかりずらいかもしれませんが縦の赤線2本の間が2016年になってます。

今年(2018年)と比べるとほんとに動きが激しいですね。

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大きな値動きがあったポイントに①~⑦の番号を振っていて、以下の記載に出てくる番号と一致しています。

まず、年初早々で値下げ基調から始まりました。2016年初取引が行われた1月4日に中国製造業の景気指数が3か月ぶりの低水準という結果を受けて上海総合指数は全営業比7%安を記録したためです。この時2016年取引より導入した「サーキット・ブレーカー(7%下落で取引を自動停止させる制度)」が初取引早々に発動してしまったことによるもののようです。
同月7日にも中国株安による2度目のサーキット・ブレーカーが発動し、中国経済の不安をあおり、世界中の株式市場にも影響を与えてしまう結果に。中国証券監督管理委員会は翌日8日からこの制度の一時停止を決定しました。

東京株式市場において、史上初となる初取引から6営業日連続の値下がりと、戦後最長の記録だったようです。12日の終値は1万8000円を割り込んでしまい、この株安傾向は世界的に連鎖。

1/29に日銀が新たな金融緩和策として「マイナス金利の導入を決定。
これを受けて一時市場では長期金利が過去最低の0.05%を記録。
この時1ドル120円台を記録したが、それをピークにわずか10日程で10円近くの値下がりを記録し2/11日には1ドル110円台にまで下がりました。
要因として、欧州経済の不安や米国経済の回復期待が遠のいたことによる先行き不安から円買いが進んだことが挙げられています。衝撃的な出来事があったわけではないのにここまで動いたことが驚きです。

3月末に112円あったのに1週間ほどで4/7に108円台まで4円程下落。この時も大きなニュースはないものの、投資家のリスク回避姿勢が強まり、安全通貨である円が選 好されたことが背景のようです。政府による円売り介入は難しいとの市場の見方も円買い材料になっていたようですね。

4/14に、午後9時26分ごろ九州地方初となる震度7地震が発生しました。熊本県など甚大な被害が出て連日ニュースになっていましたね。

111円台まで持ち直してきたものの4/28、29で106円台まで急落。要因は日銀の追加緩和の見送りにより円買いが勢いづいたためのようです。約1年半ぶりのレートです。
黒田日銀総裁による異次元緩和などと言われた経済政策でこういった動きが起きたのでしょうね。

6/1、安倍首相が2019年10月まで増税再延期することを正式に表明最近(この記事を書いたのが2018年10月)、2019年10月増税を安倍首相が発表しましたが、延期したのはこの時だったのですね。

6/23にブレグジット(イギリスの国民投票EU離脱が決定)106円台から一時99円台と100円を割り込むことになりました引けは多少持ち直して102円台となっています。

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私がFXを始めてから最初のビッグイベントは間違いなくこれですね。まだおっかなびっくりで小さいポジションで様子を見ていた頃なので大きな損得はなかったような気がします。

7/29(金)から週末を挟んで8/2(火)までで 105円台から100円台まで急落。日銀が29日に決めた追加の金融緩和策が市場の期待に比べて小規模にとどまったことや米実質GDP発表で米景気に不透明感が浮上したためのようです。

10/7、ポンド円がわずか数分間で10%以上の暴落なんてこともありました。これにより1985年以来となる30年ぶりの安値を記録。原因はいまだ不明。ただし、これはドル円では特に影響受けていなかったんですね。この時はまだ複数通貨に投資していて見事にポンドを持っていたのでかなりショックでした。
たまたまロンドン出張していて夜中にふと起きたら損切されていて、はじめは寝ぼけているのかと思いましたが事実とわかり、ショック状態で寝たことを覚えています。

11月9日、米国次期大統領がドナルド・トランプ決定

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アメリカでは彼が以前から訴えていた規制緩和や減税への期待が先行きしてNYダウ平均は前日比256ドル高(1.4%)となりました。
105円から101円まで下がり終値は105円まで戻していました。
この日は今でも覚えていて、ロングでポジションを持っていたのですが、会議中にトランプ大統領決定し、会議後にチェックしたら大きな利益が!まだ下がるのかなと思いはしたものの利益確定してしまえっと決済したのですが、その後の急上昇を考えると結果的にはほんとに大正解だったと思います。

12月中旬までの大きな上昇トレンドはもう完全にトランプ大統領の影響が続いていますね。
ほんとに決済していて良かったです。
12月中旬以降は値動きもおちつきレンジトレンドで推移で2016年は終わっています。

感覚的に、2016年はもちろんブレグジットトランプ大統領といった特大事件もありましたが、ファンダメンタルの影響を受けた大きな値動きがあった年だと思います。

その点、2018年はファンダメンタルで大きな値動きというのは、今のところあまり無いのではと思っています。